こんにちは、いなほです!
日本史が大好きな管理人(※めちゃくちゃ詳しい訳ではない)。『五大浮世絵師展』が上野の森美術館で開催中ということで、先日足を運んできました。

—歌麿、写楽、北斎、広重、国芳—という“浮世絵界の五大巨匠”が一堂に会する贅沢な展覧会。 テレビCMやSNS、口コミでよく目にする方もいるのではないでしょうか。
これから行こうか迷っている方に向けて、実際に訪れて感じた見どころや印象的な作品、会場の様子などをレビュー形式でお届けします。
『五大浮世絵師展』の感想
・5人の浮世絵師(喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳)の作品の比較が楽しめる。
・チケットは事前購入がおススメ。
・音声ガイドを聞くために、自分のイヤホンを持参しよう。
・今年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』を観ている方、歴史が好きな方、美術に興味のある方などは、特にいくべき!
『五大浮世絵師展』とは?会場・開催情報まとめ
『五大浮世絵師展』は、江戸時代に活躍した浮世絵の巨匠5人の代表作を一堂に集めた展覧会です。
開催情報を簡単にまとめると以下の通り。
- 5人の浮世絵師…喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳
- 会場…東京都・上野の森美術館
- 開催期間…5/27(火)~7/6(日)
- チケット…会場販売、web販売どちらもあり

私が来場したとき、チケット売り場には長蛇の列ができていました。
事前に【フジテレビダイレクト】や【チケットぴあ】などで購入しておくのがスマートですよ。
展示の特徴と会場の雰囲気|「あなたの推しをさがせ!」に込められたテーマ
展示会のキャッチコピーが「あなたの推しをさがせ!」でした。
展示は絵師ごとに部屋が分かれており、各空間にその絵師の代表作がズラリと並んでいました。 テーマや表現(色使いや構図など)の違いを比べやすく、自然と“推し絵師”を探す目で鑑賞してしまいました。

平日に行ったのですが、なかなかの混雑ぶりでした…!
立ち止まってじっくり見る人が多く、思わず人の肩越しに覗き込む場面も。
一部の作品には尾上松也さんによる音声ガイドが付いています。
音声ガイドはとてもわかりやすく、展示理解が一気に深まります。作品の背景に触れたい方、ぜひ活用してみてください!
ただし!自分のイヤホンが必要です。貸出しはしていないようでしたので持参をお忘れなく!
印象に残った3作品をレビュー
混雑している中、管理人が思わずじっくり鑑賞してしまった作品をご紹介します。
喜多川歌麿『あわび取り』|「江戸のリアル」に思いを馳せる
タイトル通り、海辺であわびを採る女性たちを描いた本作。
驚いたのは、描かれている女性たちの胸が露わになっていたこと。
現代の感覚で見るとハッとする描写で、「モデルにされた人はどう思っていたんだ?」と考えてしまいました。当時は身体に対する価値観が今とは大きく違っていたことに気づかされます。
「江戸のリアル」を感じたい方には、ぜひ立ち止まってじっくり見ていただきたい作品です。
歌川広重『江戸名所 四季の眺 高輪月の景』|風景の中の「人物の存在感」に注目
月明かりに照らされた高輪の海岸線。月見客と思われる女性たちが、櫓のような建物に上がって月を眺めている本作。
他の風景画は、人物が小さく描かれていたと思うのですが、これは逆に人物が大胆に大きく描かれており、その存在感に思わず息をのみました。
風景の中にある、当時の江戸の観光の様子を丁寧に感じたい方にぴったりの一枚です。
歌川国芳『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』|スケール感と迫力に圧倒される
荒れ狂う海、巨大なサメのような魚、船に乗る源為朝が大判三枚に渡って描かれた本作。
この作品は、巨大なサメといい勢いのある波といい、まさに見た瞬間に圧倒される、迫力満点の浮世絵でした。
魚のうろこが精密に描かれていたのにも、絵師の技術のスゴさを感じました。視覚的に楽しみたい方には、この作品が刺さるはずです。
『五大浮世絵師展』をおすすめしたい人はこんな人!
今年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の主人公・蔦屋重三郎が版元となった作品が多く展示されており、ドラマを観ている方にはまさに“聖地巡礼”的な魅力があります。
もちろんドラマを観ていなくても、歴史が好きな方、美術に興味のある方に最適だと思います。
まとめ|『五大浮世絵師展』は“推し絵師”を見つける絶好の機会!
この記事の内容をまとめると、以下の通り。
『五大浮世絵師展』の感想
・5人の浮世絵師(喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳)の作品の比較が楽しめる。
・チケットは事前購入がおススメ。
・音声ガイドを聞くために、自分のイヤホンを持参しよう。
・今年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』を観ている方、歴史が好きな方、美術に興味のある方などは、特にいくべき!
五人の浮世絵師たちがそれぞれのスタイルで江戸の文化を描き出しています。ぜひ足を運んでみてください。

推しの浮世絵師を見つけたいあなた、まさにこの展覧会がぴったりですよ!
ここまで読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立てましたら幸いです^^