こんにちは、いなほです!
私はこれまで、障害者支援施設と児童発達支援事業所の2つの事業所で正社員として働いた経験があります。
もちろん、職場との相性は人それぞれ。しかし、その中でも「ここは働きやすかったな」「これは大事だったな」と感じる共通点がありました。
福祉業界への就職や転職を考えている方に向け、今回は、私が考える「福祉におけるいい職場の特徴」をお話ししたいと思います。
…とはいっても、他の業界にも言えることになってしまった気もする(^^;
「福祉におけるいい職場」とは、
・最低限として、"通勤に無理がない"、"人手不足が極端ではない"、"自己分析結果に合う"
・その他に、"研修制度が整っている"、"虐待防止や感染対策への意識が高い"、"相談できる仲間がいる"、"情報共有がしやすい"
1.まず前提|いい職場=労働条件が良い職場ではない
今回お話しする「いい職場」とは、主に働く環境のことです。
給料や休日数、勤務時間などの労働条件はもちろん重要です。
ただ、その人の”重視したいもの”に応じて、良い条件の定義が変わります。
そのため今回は、「どんな人にも比較的共通して大事そうな環境」に絞ってお話しします。
1.1.労働条件で最低限チェックしてほしいこと
通勤時間/手段は軽視しない
これは意外と見落とされがちです。
福祉職は身体的・精神的にエネルギーを使う仕事です。
特に、
- シフト勤務
- 交代制勤務(早番・遅番・夜勤)
がある職場では、通勤時間の負担が想像以上に大きくなります。

長く働いていらっしゃった方たちは、職場の近所に住んでいる方が多かった気がします。
片道1時間半近くかかるような職場だと、家事・趣味・睡眠時間が削られてしまうかもしれません。
職場選びでは「通えるか」ではなく、「無理なく通い続けられるか」を考えてみてはいかがでしょうか。
1.2.人手不足が極端な職場には注意
福祉業界全体として人手不足は大きな課題です。
そのため、多少の人員不足は珍しくありません。
ただし、
- 常に求人募集をしている
- 職員の入れ替わりが激しい
- 休みが取りづらい
といった状態の場合は注意が必要かもしれません。

私が昨年度まで働いていた児童発達支援では、違う職種名で、たくさんの求人をずっと掲載していました。
実際働くと、仕事の内容は大して変わらないのですが…
人員不足が極端になると、
希望休が通りにくい、有給休暇を取得しづらい、一人当たりの業務量が増えるといった影響も考えられます。
求人を見る際は、転職したい時期から余裕を持って見ることで、掲載時期も気にしてみるとよいかもしれません。
1.3.仕事内容の検討は、自己分析をしてから
福祉といっても、対象者・それに応じたサービスは多様。
- 対象者…障害児、障害者(成人)、高齢者、生活保護受給者など
- 対象者の抱える障害や疾患…身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、機能低下、認知症など
- 支援内容…自宅への訪問、通所施設、入所施設など
安直に「この分野が気になる」だけでなく、ぜひ自己分析を徹底してから、自分に合う仕事を検討してほしいです。

私の場合、身体障害の方への介護の方が、子どもへの対応(叱る、楽しませる)より性格的に合っていました。合わない仕事内容だと、精神的にキツいですし、長続きしないです…
2.私が思う「福祉のいい職場」の特徴
2.1.研修制度が整っている
福祉は専門性の高い仕事です。
そのため、入職後にしっかり学べる環境はとても重要だと思います。
特に、
- 教える担当者がある程度固定されている
- マニュアルがある(対象者に応じた支援方法が、ある程度決まっている)
- 定期的な研修がある
といった職場は安心感がありました。

以前働いていた障害者支援施設では、指導をしてくれる担当者・主任といった、窓口的な人がいました。
相談もしやすく、自分の仕事の様子を見てくれているのが嬉しかったです。
対応が統一されていないと、「この方に・こんな時に・何をすればいいか」混乱しますし、仕事をする際に不安がつきまといます。
支援相手、つまりサービス対象者も、対応が異なると混乱するのではないでしょうか。
2.2.虐待防止や感染予防の啓発が定期的に行われる
福祉現場では、
- 虐待防止
- 権利擁護
- 感染症対策
などが重視されます。他業界と比べると特異な点ではないでしょうか。
内容がさほど変わらないとしても、定期的に研修や周知が行われている職場は、利用者だけでなく職員も守ろうとしている印象がありました。
こうした取り組みは、職場のコンプライアンス意識を見る指標にもなるかもしれません。

働いていると、どうしても相手にイライラしたり、忙しくて気が回らなかったりするんですよ…
気が付いたら虐待をしてしまった、という可能性は誰にでもあるので、定期的に啓発を受ける環境は大切です。
2.3.年齢層が近い職員がいる
もちろん年齢が全てではありません。
ただ、個人的には年齢層が近い職員が一定数いる職場の方が、
- 相談しやすい
- 雑談しやすい
- 価値観を共有しやすい
と感じました。福祉の仕事はどうしてもチームプレーになりますから。

特に若手職員の場合は、「同世代がいるか」は意外と重要なポイントかもしれません。
気軽に話せるだけでも、ちょっとした仕事の楽しみになります。
2.4.利用者情報を共有しやすい環境がある
2.3.年齢層が近い職員がいると似た内容になってしまうのですが、
利用者の支援状況や体調変化などを共有できなければ、支援の質にも影響します。
例えば、
- 記録システムが整っている
- 引き継ぎがしやすい
- 職員同士で相談しやすい
といった環境があると安心です。
情報共有がスムーズな職場ほど、職員同士の信頼関係も築きやすいように感じました。

1人の対象者に関わる人が多い仕事なので、情報共有は大切。
以前働いていた障害者支援施設では、引き継ぎや記録を作成できるシステムが便利でした。
3.まとめ|福祉のいい職場とは「安心して働ける環境」があること
ここまでの記事の内容をまとめると、
「福祉におけるいい職場」とは、 ・最低限として、"通勤に無理がない"、"人手不足が極端ではない"、"自己分析結果に合う" ・その他に、"研修制度が整っている"、"虐待防止や感染対策への意識が高い"、"相談できる仲間がいる"、"情報共有がしやすい"
福祉業界での仕事を検討している方、見学や面接を通して「ここで働く自分を想像できるか」を確認してみてはいかがでしょうか。
そしてもし仕事が決まった方、やりがいだけでなく大変な面もありますので、身体をいたわりながら働いてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立てましたら幸いです^^
