適応障害からの回復

メンタル

こんにちは!いなほです。

今回は「適応障害」を以前患った私の、適応障害への気付きと休職、回復までの道のりについて語りたいと思います。

もし経験中の方、リスクのある方いれば、本記事が少しでも参考になると幸いです。

この記事で分かること
・体調が「あれ?おかしい」と思ったら通院、上司に相談しよう
・適応障害を患っているor疑いがあるなら、環境を変えよう・休もう
・何も考えない時間を作ろう、寝たい・食べたいといった自然な欲求に身体を任せよう
・自分を大切にしよう

1.適応障害とは?

1.1定義

 「適応障害」の定義は下記の通り。

環境変化によるストレスが個人の順応力を越えた時に生じる情緒面および行動面の不調です。

適応障害:用語解説|こころの耳:働く人のメンタル・ポータルサイト|厚生労働省
https://kokoro.mhlw.go.jp/glossaries/word-1653/

 環境変化がストレスとなり、いわゆる”キャパオーバー”になって、体調が悪くなるということですね。

1.2具体的な症状

  私が体験した症状は、こんな感じでした。 

  • 不安感
  • 通勤中の動悸
  • 食欲不振
  • 腹痛
  • 通勤中涙が出る

  私は体験していませんが、他にもめまい 、吐き気といった症状もあるようです。

実績などが前任者を下回ったことが契機となり、「会社でフラフラする。倒れそうになる」などの、めまい感や吐き気が起こりました。

「女性のトップランナー」というプレッシャーから過剰なストレス状態に陥りメンタルヘルス不調が生じた事例:事例紹介|こころの耳:働く人のメンタル・ポータルサイト|厚生労働省https://kokoro.mhlw.go.jp/case/687/

    

2.適応障害による休職

 ここからは、私の経験談をメインに話を進めます。

2.1適応障害を患った経緯

 結論、人間関係がストレスとなり、体調を崩しました。

 転職して間もない頃、「この人苦手かも?」と思った人がいました。入社前にお会いする機会があり、その時は苦手とは思いませんでした。

ただ、何度か一緒に仕事をしていく中で、「自分と合わない」、「苦手かも?」と感じるように。

 転職して1ヶ月程経ってから、私と例の苦手な人とで新部署に配属されることに。

いなほ
いなほ

一緒に配属される、ということは入社時に聞いていたんですが…

 新部署でストレスがピークに。部署の開設のため何かと忙しく、通勤中涙が出てくる・不安を感じるようになりました。

2.2精神科受診

 子どもの頃からストレスを感じやすい性格でしたが、涙が出てきたことから、あれ?これは只事じゃないな」と危機感を覚え、精神科を受診。

 仕事でのストレスと不調について医師に話しました。”適応障害”と診断されました。

 医師が言うには、適応障害は「精神科の世界では、誰にでもありうることで、風邪みたいなもの」だそう。誰にでもありうるという言葉にホッとしました。

いなほ
いなほ

ちなみに、仕事以外の場面や、ストレスの原因から離れても不調が続く場合、うつ病の可能性があるらしいです。

不調に気付いたら早めの受診をおススメします。

2.3異動と体調不良

 通院したことと診断内容を上司に報告し、すぐに他の部署へ人事異動できました。異動先では人間関係で困ることはなかったです。

 ところが…異動した翌週、通勤時に動悸や食欲不振・腹痛、涙等の症状が。

 「この状態では仕事できない」と思い、その日の仕事をお休みし、そのまま休職を願い出ました。

 同じ週に通院したところ、気の緩み(安心)によるストレス反応とのこと。

 異動先では適応障害の原因になりそうなものはないので、「3週間休職、体調が回復していれば復職する」という診断書を発行してくださいました。

 職手続きに必要とのことだったので、後日診断書を会社へ郵送で提出しました。

いなほ
いなほ

ご覧の通り、私は勢いで休んでしまいましたが、

私の例と異なり、即日休職できない、本人が会社に訪問して診断書を提出する必要がある…といった会社独自のルールがあるかもしれません。

身体の調子が「あれ?おかしい」と思ったら、通院と上司への報告・相談をしてみましょう!

3.心身の回復と復職

3.1体調の回復

 休職初日(通勤で体調を崩した日)は何もする気がおきず、すぐ涙がこぼれてしまう状態でした。

 精神も乱れていて、自己否定に陥ったり、周りのネガティブな情報にストレスを感じやすかったりしていました。

いなほ
いなほ

以前からネガティブな情報(例えば身近な人の体調不良、暗いニュースなど)に敏感でした。

適応障害を機に自覚が強くなりました(-_-;)

 

 体調回復のため、数日は、とにかくボーっとして、何も考えないようにしていました。 

 そして、せっかく”仕事をしていない状態”となったので、身体の自然な欲求に任せて過ごしました。眠かったら寝る、食欲が回復してきたら食べるといった具合です。

 仕事から離れられたのと、自然に任せたおかげか、休職開始から1週間かけて、徐々に症状が落ち着いていきました。

3.2.気持ちの整理と復職

 体調が戻ってきてからも、また「休ませてもらって申し訳ない」「体調崩したらどうしよう」と不安がありました。

 そんな時、前職を辞めた時にもらった寄せ書きに、「無理はしないで」「身体が資本だよ」「自分を大切に」「自分が一番大事」といったメッセージが多かったのを思い出しました。

 適応障害になって、通院して休職に至ったこと=恥ずかしいことではなく、『自分を大切にした結果』と受け止めることを決めました。

 その発想を大切にして、自己啓発や自己理解に繋がる書籍やyoutube、性格診断を見聞きして、「今の職場以外でも、自分の能力を活かせる場所がある」と認識しました。

 

予定通り3週間後に復職してからは、少しでも『自分を大切に』できる行動をとるようにしています。

 例えば、私は1人時間を楽しむことが好きなので、休憩中に職場を出て散歩したり、書籍を読んだりしています。

 ちなみに、、当ブログもその発想のもと、『自分を大切に』できる人を増やせるよう、お役に立てる情報を発信していければいいなと思って、開設しました。

いなほ
いなほ

まだまだそのテーマと関連した記事は書けてないんですけどね(^^;

4.まとめ

 長々と体験を語ってきました。お伝えしたかった内容をまとめると、この通り。

・体調が「あれ?おかしい」と思ったら通院、上司に相談しよう
・適応障害を患っているor疑いがあるなら、環境を変えよう・休もう
・何も考えない時間を作ろう、寝たい・食べたいといった自然な欲求に身体を任せよう
・自分を大切にしよう

 通勤・仕事中に身体に強いストレスがかかっている方、休んでも問題ないですし、自分の居心地がいい場所はきっとどこかにあります。

 自分を大切にして、環境を調整したり変えたりしてみましょう。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでもお役に立てましたら幸いです^^

余談

 私もそうでしたが、適応障害といった強いストレス経験がある方は自己嫌悪に陥りがちです。

「こんな自分でもいいんだ!」と思えるように、自分のケアができるツールを、メンタル疾患の予防として使うのもアリだと思います。

例えば、本やアプリ等。私も実際に使ってみて、いいなと思うのがあったら記事にしてお勧めします!

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