『「繊細さん」の本』を読んでみた　(※極力ネタバレなし)

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こんにちは、いなほです！

今回はメンタルケアに役立てられる本、『「繊細さん」の本』を紹介します。

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる　「繊細さん」の本 [ 武田　友紀 ] 価格:1540円 (2025/5/26 15:27時点)

以前、適応障害になり休職した私。休職した初日に本屋さんに吸い込まれ、ふと目に留まった本書。

『「繊細さん」の本』いわゆる”HSP(highly sensitive person)”の方向けに書かれています。

私は本のタイトルの「繊細」よりも、表紙に書かれている「気がつきすぎて疲れる」に目が行きました。

というのも、「繊細」というよりも「気がつきすぎる」という言葉の方が私には自覚がありました。

私は”HSP”と診断されていないのですが、周囲の人の言動を気にしてしまったり、気を遣いすぎてしまうことがあるのです。

実際に読んでみると、”HSP”と診断されていてもいなくても、”気がつきすぎる”自覚がある人にはおススメの本でした！！

『「繊細さん」の本』　著者紹介
著者：武田友紀さん
武田友紀さんは、フリーのHSP専門カウンセラーとして活動されています。HSP理論やトラウマ療法に関する理論を元に、繊細さん向けの人間関係カウンセリングや適職診断を行っており、これまでに「繊細さん」向けの本を8冊執筆しています。

参考：サイト「繊細の森」｜武田友紀プロフィール｜https://sensaisan.jp/aboutus/touko
　　　サイト「繊細の森」｜書籍「繊細さんシリーズ」　武田友紀・著｜　　　　　　　　　　
　　　https://sensaisan.jp/book#i-4

1.『「繊細さん」の本』を読んでみた

1.1困りごとの具体的な解決法

　気がつきすぎるが故に、仕事や家庭で困ってしまい、必要以上に疲れてしまう、という方におススメです。

　例えば、このような経験はありませんか？

• 周りの言動が気になる(イヤでも気にしてしまう)
• 仕事でも家庭に関することでも、細かいことが気になってしまう
• 天気が悪いとき、イヤなニュースを見聞きしたとき、気分が沈む　　　…etc

　”HSP”と診断されてなくても、上に挙げたような例に1つでも当てはまるなら、ぜひ読んでみてください。

　というのも、『「繊細さん」の本』では、いろんな人の事例を元に、様々な困りごとに対する解決方法を書いてくれています。仕事の事例であっても、家庭での応用もききそうでした。(もちろんその逆も。)

　事例に使われているのは、著者やカウンセリング顧客のエピソードであり非常に具体的です。

　どれも読んですぐ実行できそうなものばかり。自己中扱いされず、自然に実行できる解決法が紹介されているのが魅力だと思います。　

　個人的に刺さった内容の見出しをご紹介。↓

相手と境界線を引いて自分のペースを守る

『「繊細さん」の本』,p116｜武田友紀

1.2.難しい用語が書かれていなかった

　　「まえがき」の段階で、カウンセラー業務をしている方の本なら、心理学に関する理論とか研究結果とか、、小難しい話も出てくるかな？と思っていました。

　ところが、専門用語らしい専門用語はほとんど出てきませんでした。

　エピソードがとにかく豊富で、理論的な話になりませんでした。

　心理学素人であっても理解できる内容で、非常に読みやすいです。

1.3.すぐ気がつく性格をポジティブに捉えられる

　すぐ気がつく性格という自覚がある方なら共感してくれると思うのですが、、

　すぐ気がつく性格　＝　困る、面倒くさい、気がつかない人がうらやましい・楽そう　

　といったように、性格をネガティブなもの・負担に感じませんか？

　

　しかし、この本では、そんな性格だからこそのメリットを見つけてくれています。

　自分のすぐ気がつく性格をポジティブなものに捉えなおすことができます。　

　個人的に刺さった内容の見出しをご紹介。↓

繊細さんは自分のままで元気に生きていける

『「繊細さん」の本』,p52｜武田友紀

2.まとめ

　管理人が『「繊細さん」の本』を読んで感じたのは下記の通り。

• 気がつきすぎてしまう人が抱える、困りごとの具体的な解決法が書かれている
• 心理学の素人でも理解できる内容
• 気がつきすぎる性格をポジティブに捉えられる内容

　記事冒頭でもお伝えした通り、”HSP”と診断されていてもいなくても、周囲の人の言動を気にしてしまったり、気を遣いすぎてしまう…といった”気がつきすぎる”自覚がある人にはおススメです。

　ぜひ読んでみて、困っている自分を助けてあげましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立てましたら幸いです＾＾

余談

　他にも、メンタルケアに役立つツール(本やアプリなど)を調べてみます。性格診断とかの記事も近々上げてみたい。