こんにちは、いなほです!
今回は新人指導係(=教育係)についてお話します。
私は過去に2年間、新卒入社の職員の指導係を務めた経験があります。
現在、新人を実際に指導している方は、このように感じていませんか?
- 指導係になったけど、何かコツがあれば知りたい。
- 今後教えていけるか不安でストレスを感じる。
この記事では、新人指導係だった私が、勝手に考案・実践していたコツを伝えていければと思います。
この記事で分かること
・新人指導のコツ
・コツは新人だけでなく自分のためにもなる
1.新人指導方法 コツ
早速、紹介していきます。
1.1.教えることを視覚化する
コツ1つ目は、「教えることを視覚化する」です。
仕事はどんなものであれ、いろんな作業の積み重ね。すぐに終わらせられるもの、慎重な対応が求められるものと様々。

私の介護職時代の仕事は、介護業務だけでなく、顔と名前と居室の一致、記録入力、食器の洗い物、買い物代行、、挙げればキリがありません。
「何を教えればいいか」を目に見えるよう整理して、教え漏れがないように気を付けましょう。視覚化させるだけで、頭がスッキリします。
視覚化の方法は、紙に書き出しても、モバイルに入力しても、お好みで大丈夫。
私は、仕事で使っていたチャットツールにメモ機能があったので、そこに入力しまくっていました。
おススメは、「新人へ教えること」だけでなく、「自分のタスク」も視覚化することです。
教えることに気を取られてしまいますが、自分のタスクが無くなる訳ではありません。
自分のタスクも同様に整理することで、やり忘れを防ぎましょう。
1.2.褒めるポイントを探す
コツ2つ目は、「褒めるポイントを探す」です。
仕事を覚えるスピードや、同僚・社外の人とのコミュニケーションの取り方等、様々な面で個人差は生まれるもの。
仕事を指導する立場となると、どうしても”まだ足りていないこと”に目が向きがちです。”既にできていること”にも注目し、褒める機会を作りましょう。
褒められることで、新人が仕事へのモチベーションを保つことができるかと思いますし、「この先輩は自分のことをよく見てくれる人だ」と指導係を信頼してくれる効果も期待できます。

私は、1日の振り返りの時、次回に向けての反省点だけでなく、よかった点も必ず伝えるようにしていました。
自分が新人時代に言われて嬉しかったことを伝えるのも手です!
”既にできていること”が増えていき、褒める機会が増えると、指導の成果を感じられるのではないでしょうか。
「褒めるポイントを探す」というのは、自分のモチベーションアップにも繋がることだと思われます。
1.3.こまめに会話する/連絡をこまめに取る
コツ3つ目は、「こまめに会話する/連絡をこまめに取る」です。
顔を合わせたら、仕事に関係しないことでもいいので会話してみましょう。「最近雨ばっかりだね」「疲れたまってない?」とかね。
仕事のスケジュールの都合で、なかなか顔を合わせられない時は、メールやチャットツール等で連絡を取ってみましょう。
連絡内容は仕事の進捗確認でも、新しく教えたいことでもいいと思います。
前項1.2「褒めるポイントを探す」でも述べたように、指導係である自分への信頼に繋がるかと思います。

私はシフト制だったので、担当の新人と中々シフトが被らないということがあり、チャットツールに頼ることが多かったです。
新人が長めの連休の時は、チャットツールではなく下駄箱に手紙を入れていました。
※チャットツールだと、スマホの通知が鳴ってしまうので気を遣いました。
1.4.”新人に求めること”の優先順位を決める
仕事は「確実にこなせているかどうか」だけでなく、スピードや順番といった”+α”が求められることがほとんどではないでしょうか。
とはいえ、先輩と変わりない仕事ぶりを新人はいきなり発揮できません。新人にまず何を優先して身に付けてほしいのかを決めて指導しましょう。

介護職として働いていた時の私は、「〇時までに△△を済ませる」という施設のスケジュール通りに複数人の介護をこなす必要がありました。
とはいえ、新人が先輩と同様のスピードで業務を行うのは無理があったので、「安全第一の介護ができていれば業務独り立ち」が先輩職員間の共通認識となっていました。
安全には変えられませんからね。
業界や職種・仕事内容に応じて、適切な優先順位に沿って指導し、まだ足りないと感じる要素はフォローしましょう。初めの内はフォローに疲れてしまうかと思われます。
ただ、後々成長した新人が逆に自分をフォローしてくれ、よい協力関係が作られる可能性があります。なぜなら、新人は”何をしてくれれば助かるか”を知っているわけですから。
2.コツを実践しやすくするために
新人指導のコツをここまで述べてきましたが、指導係の仕事は大変ですよね。ただ、1年育成し終わってもまたいつか指導係に就くかもしれません。
もし可能ならば、上司と協力して、コツを実践しやすい環境を整えてしまうのも策ではないでしょうか。
ここからは私の経験ではなく想像でお話します!
2.1.指導カリキュラムを作成する
1.1教えることを視覚化するでお伝えしたように、仕事はいろんな作業の積み重ね。もし会社になければ、「何をいつ教えたらいいのか」を示したカリキュラムを作成するのはどうでしょうか。
指導係がそれに沿って新人を指導・評価することができれば、1.2褒めるポイントを探すや1.4”新人に求めること”の優先順位を決めるも実施しやすそうです。
カリキュラムに沿った仕事の習得ができているか、新人が自己評価するといった利用方法も考えられますね。
2.2.指導実績を評価に含める
やることの多い指導係の仕事を、自分の評価に含められることで待遇が上がったら、モチベーションが少しでも上がるのではないのでしょうか。
ただ評価基準が、新人の成績、特に数字で示されるものは控えた方がいいと思います。なぜなら、新人がプレッシャーを感じる可能性があるから。
指導実績を評価に含めるならば、1.2褒めるポイントを探すや1.3こまめに会話する/連絡をこまめに取るといった、指導係本人が工夫したことを基準にするといいのではないでしょうか。
3.まとめ
今回は私の体験を踏まえて、新人指導方法の4つのコツをお伝えしました。
新人指導方法のコツ
・教えることを視覚化する
・褒めるポイントを探す
・こまめに会話する/連絡をこまめに取る
・”新人に求めること”の優先順位を決める
新人指導には不安やストレスが付きまとうことと思われます。とはいえ、上記のコツは新人のためだけではなく、指導係である自分のためにもなっているのです。まさに「情けは人の為ならず」ですね!
大変な仕事ですが「人を育成した」という自分の達成感に繋がるというメリットがあるのも事実。 ぜひ実践してみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました^^少しでもお役に立てましたら幸いです!